
『母親失格』
1月4日(木)スタート
毎週月曜〜金曜 昼1:30−2:00 フジ系で放送
出演= 芳本美代子、 原千晶、比留間由哲、森本更紗、 佐戸井けん太、 左時枝、 峰岸徹ほか
母親との関係を断ち切った2人の女性が、ひとりの子どもの“産みの親”“育ての親”となって数奇な運命をたどる姿を描く。明るいキャラクターを多く演じてきた芳本美代子と、女優としての成長が著しい原千晶が共演。2人の“娘”役を演じる、オーディションを勝ち抜いた期待の若手・森本更紗の演技にも注目だ。

1月4日(木)スタート
毎週月曜〜金曜 昼1:30−2:00 フジ系で放送
出演= 芳本美代子、 原千晶、比留間由哲、森本更紗、 佐戸井けん太、 左時枝、 峰岸徹ほか
母親との関係を断ち切った2人の女性が、ひとりの子どもの“産みの親”“育ての親”となって数奇な運命をたどる姿を描く。明るいキャラクターを多く演じてきた芳本美代子と、女優としての成長が著しい原千晶が共演。2人の“娘”役を演じる、オーディションを勝ち抜いた期待の若手・森本更紗の演技にも注目だ。
「昨今、いろんな形の家族関係、親子関係が認められていますが、本来、親子の関係というのはドロ臭く、キレイで温かいだけでは済まされないものだと信じて『母親失格』を制作しております。力強いドラマであり、切なくもあり、そして楽しく笑える部分もあるという作品で、冬の寒いお茶の間に新たなムーブメントが起こせればと考えております」

芳本美代子が演じる加藤弘美は、幼馴なじみであり、親友でもある松下千賀子(原千晶)が産んだ娘・千弘(森本更紗)の育ての親。血の繋がっていない親子という特殊な関係だが、千弘を我が子同然にかわいがっている。
弘美自身も辛い親子関係の中で幼少期を送ったという過去を持ち、保育士をしながら千賀子とともに平穏に暮らしていたが、絶縁状態だった母・清美(銀粉蝶)の出現と、千賀子の出産で人生が大きく変わっていく。
これまでにも何度か母親役を演じたことがある芳本だが、「今までは前向きで明るく、リーダーシップのある母親役を多く演じてきたので、今回のように、堪えて堪えて堪えて…という女性をやらさせていただくのは初めてです。毎回台本をいただいて、展開のすごさと、娘とどうやって対面するのかという難しさを感じています」とコメント。
私生活でも1児の母であることから、弘美を演じることで感じることも多いようで、「私の娘はまだ5歳なので、千弘のような多感な時期の女の子と向き合うことで、母親として考えさせられるところもありますね」と感慨深げに話す。

原千晶が演じるのは千弘の産みの親・松下千賀子。上流階級の女になるようにと厳しく母親に育てられた。上昇志向の強い女性として育ったが、その呪縛から逃れるべく母のもとを離れ、OLとして働きながら弘美とともに生活。勤務先である「柊不動産」の御曹司・柊保(比留間由哲)と関係を持ち、千弘を出産するも育児放棄をしてしまう。
原も台本を読んでそのドラマチックな展開に驚くという。「私自身、普段では絶対言わないような激しいセリフやアクションもあって、台本をもらうたびに、“どうしようかなぁ…”と考えています。私自身が経験した悔しかった思い出などを引っ張り出してきて、お腹に力をいれて演じています」。
一方で、芳本とは異なり、実際に子どもを持った経験のない原は、自分なりにイメージするものがあるようで「私自身は結婚もしていないし、子供もいないので、母親の気持ちというものは正直、分かりません。ですから自分の母親のことを思いながら演じることがあります」と役作りについてコメント。
千賀子は育児放棄してしまうが、出産から14年後に弘美、千弘と再会。千弘の存在を利用して保との復縁や、よからぬ企みも抱くが、母親としてさまざまな思いが芽生え葛藤していくことになる。

「昼ドラの撮影現場は独特の空気があると伺っていましたが、セリフ覚えが早いでの何とか頑張っています。最後まで気を抜かずに頑張りたいと思います」と語る比留間由哲は、「柊不動産」の御曹司で、千賀子と恋仲になる柊保役で出演。
保は父・源一郎から帝王学を授かり、一見するとお金持ちの“おぼっちゃま”にも見えるが、いたって真面目な性格で、周囲の幸せを考える男でもある。とはいえ、恋仲であった千賀子だけでなく、弘美にもしだいに惹かれていってしまう優柔不断な一面もあり、結果的に、千弘の誕生はもちろん、弘美と千賀子の別れの原因となり、父との確執を深めてしまうことになる。
演じる比留間は「保は千賀子と似ていて、言っていることがコロコロ変わってしまうように見える男。ただ、気持ちをすぐに行動に表すタイプなので、監督からは『1シーンごとに真剣に気持ちを表してほしい』と言われています。素直に演じるよう心がけています」と演技プランを披露。
息子として、父として、各登場人物と深く関わるキーパソンになっていく保に注目だ。

弘美、千賀子の両者にとっての娘・千弘を演じるのは、市野プロデューサーいわく「オーディション中、ほかの人の演技を一番熱心に見つめていた」という森本更紗。
東海テレビ制作の昼ドラマには「貫太ですッ!」(’03年)にも出演した彼女だが、「こんなに重要な役をやらせていただくのは初めてです。未経験のこともたくさんありますが、何とか頑張っていきたいと思います」と初々しくあいさつ。
彼女が演じる千弘は、実の両親だと思っていた倉本夫妻とは血のつながりがないことを知り、思い悩んでいくという難しい役どころだが、「前は何となくドラマを見ていましたが、最近は物語の深さなどがだんだん分かるようになってきたと思います。千弘になりきって頑張っていこうと思います!」と頼もしい言葉で締めくくった。

弘美の夫となり、赤の他人の子であるはずの千弘を愛情たっぷりに育てる倉本慎一役には、「踊る大捜査線」シリーズなどでの好演が光る佐戸井けん太がキャスティングされた。父から受け継いだ「ヘアーサロン倉本」を営む中、職探しのためにやってきた弘美に一目ぼれし、のちに結婚。過去にはまったくとらわれない大らかな性格で、弘美と千弘を受け入れる。
そのルックスからも“優しい父親”がハマリ役という印象の佐戸井は、「千弘の素性を承知の上で、わが子のように愛情いっぱいに育てることになります。実際に私には中学3年の娘がいるのですが、慎一ほど立派な人間じゃないので、このドラマを見て比較されたら辛いですね(笑)」と役に通じる温かい笑顔でコメント。
しかし、波瀾万丈な展開が予想される本作にあって、演じる慎一役についても「最後まで立派な慎一でいられるのか、それともちょっとふてくされたりしてしまうのか、私自身も大変興味あります」と自身も楽しみながら演じていることを明かした。

弘美が働く無認可保育園「アミスタ」の園長として、子どもたちはもちろん、弘美ら保育士にとっても頼もしい存在である赤澤美沙子を演じる左時枝は、「美沙子というのは“マリア様”のようなイメージ。『弘美さんも千賀子ちゃんもずっと私のところにいて、最終的には仲よくやっていくのよ。それが一番幸せなことなのよ』と言ってあげるような、“見守る女性”になるんじゃないかなと思っています。ただ、美沙子にも実は暗い過去があり、それを最後までひきずっていこうとも思っています」と役について説明する。
美沙子は「柊不動産」の管理下にある雑居ビルで保育園を営んでおり、利益を上げていないため立ち退きを言い渡される。温かい母のような存在の彼女だが、保育園の危機、自身の過去に秘められた問題などを抱えていくことになる。

「柊不動産」の社長で、保の父・柊源一郎を演じるのは「牡丹と薔薇」(’04年フジ系)にも出演した峰岸徹。昼ドラマを代表する大ヒット作と比較しても、本作は何の遜色もないと太鼓判を押す。
「『牡丹と薔薇』のときにも“これはすごいな”と思いましたが、今回も “ここまでしていいの!?”と思うほどすごいです。視聴者も毎日が楽しみになるのではないでしょうか」。
源一郎は父親として、息子・保を一人前にしようとするため、何事もビジネスライクに進める男に見えるが、さまざまな形の親子関係が描かれる本作の中で、“父と息子”という男同志の血のつながりを見せる役でもある。
「源一郎は息子である保に会社を継いで欲しいと強く願う仕事人間。そんな中にも、“こんな人間でも息子はかわいいんだな”と思わせる一面もあり、いろいろな人間味を出せるようにしたいと思います」と力強く語った。
かなり重厚なテーマの本作なので、出演者のみなさんもドラマ本編では険しい表情での演技が多くなりますが、終始笑顔が絶えない会見となりました。
「このドラマの撮影中は、私の母が娘の世話をしてくれているので、私自身が“母親失格”かなとも思います(笑)」(芳本)
「最初の1、2週は、千賀子が21歳という設定なので、実年齢32歳の私としてはきつかったですね(笑)。あと、このドラマは化粧崩れが多いんですよ。私自身の年齢もあるかもしれませんが、いつも怒ってたり、殴り殴られているせいだと思います(笑)」(原)
「ヘアーサロンを経営しているということで、実際に髪の毛をカットする技を教わったんです。撮影のときも、本当に切ってしまってかまわないというエキストラの方に座っていただきました。とにかく面白かったですね」(佐戸井)
「比留間くんはセリフの覚えは多いけど、すぐに笑っちゃってツボにはまっちゃうんですよ(笑)」(峰岸)
重いイメージもありますが、現場の雰囲気はバッチリのようです。